ChatGPTの無料版と有料版の違いとは
2024年03月15日
OpenAI社が開発した対話型AIチャットサービス「ChatGPT(チャットジーピーティー)」。活用している人も多いですよね。
ChatGPTは無料で利用できますが、有料版「ChatGPT Plus」もあります。「ChatGPT Plus」は月額料金で支払うサブスクリプションサービスです。
今回はChatGPT有料版であるサブスクサービスの「ChatGPT Plus」について、無料版とどう違うのかを比較しながら解説していきます。
本題に入る前にお伝えしておきたいのは、ChatGPTは常に進化しているということ。読者の皆さんがこのブログを読むタイミングでは、既に新しくバージョンアップされている可能性があることをご了承ください。
ChatGPT 無料版vs有料版
2024年3月15日現在、無料版は「ChatGPT-3.5」、一方で有料版のChatGPT Plusは「ChatGPT-4」です。
価格
「ChatGPT-3.5」は無料版ですから、文字通り無料で利用できます。
一方でChatGPT Plus「ChatGPT-4」はサブスクリプションサービスとして提供されており、利用料金は月額20ドル。2024年3月15日現在の為替レートでは月額約3,000円です。
プロンプト(質問)可能数
ChatGPTに質問などのプロンプトを入力する回数が、無料版と有料版で異なります。
無料版は1分あたり最大60プロンプト、1日あたり4千回、有料版は1分あたり最大600プロンプト、1日あたり10万回です。
上限に達するとしばらく使えなくなります。
入力文字数
質問の入力文字数の上限は、無料版が約2,000文字、有料版は約25,000文字。つまり有料版なら長文で入力可能です。
たとえば翻訳や要約など、長文でのプロンプトが必要になる場合は、有料版のほうが一気に入力できて便利でしょう。
1度に生成できる文字数
ChatGPTには1度に生成できるテキストの文字数に制限があります。
無料版の場合は最大2,048文字、有料版の場合は最大4,096文字です。
長文の答えを求めているのならば、有料版のほうが楽に作業ができるでしょう。
画像入力
GPT-4では、プロンプトとしてテキストだけでなく画像も入力可能。
画像にあるものの名称を尋ねたり、グラフを読み取ってテキスト化したり、計算や資料を活用した文章作成などしたりできるでしょう。
画像生成
有料版は画像入力だけでなく、画像生成も可能です。
欲しい画像の指定をすると画像を生成でき、リクエストを追加することでよりイメージに近い画像を作成できます。
プラグインの使用
プラグインとは、ChatGPTに機能を追加できるツールです。
現時点でChatGPTには1,000を超えるプラグインが利用可能となっています。
プラグインを利用すればさまざまなサービスと連携させることができるので、これまで以上にChatGPTの活躍の幅が広がるでしょう。有料版ユーザーはぜひ活用してください。
接続の安定度
無料版のChatGPTは、ピークタイムは繋がりにくくなります。アクセスが制限されることも。
一方で有料版は、優先的にアクセスできるようになっているのでストレスフリー。作業もスムーズに進められるでしょう。
回答のスピード感
ChatGPTの有料版は処理能力が高いので、無料版より処理速度は速いのですが、有料版の方が高度な処理を行っているため、無料版のほうが回答が速くなることも。
複雑な質問をした場合、有料版のほうが回答に時間がかかることもあります。
しかし有料版のほうが精度の高い回答をしてくれるでしょう。
サポート
サポートは無料版でも受けられます。しかし、カスタマーエンゲージメント担当者と直接連絡が取れたり、優先的にエラーの解決を受けられたりするのは有料版です。
まとめ
仕事やプライベートで、今やなくてはならない存在となりつつあるChatGPT。
ChatGPTは無料で利用できるので、無料版で十分という人もいるでしょう。
しかし月額料金20ドルで利用できるサブスクリプションサービス「ChatGPT Plus」は、無料版にはないさまざまなメリットを享受することができます。月額20ドルで調べたり執筆したりする時間を大幅に短縮できるのであれば、お得だと感じる方も多いのではないでしょうか。
使い方によって無料版か有料版かを選択してくださいね。